〝燈の守り人〟に認定 稚内灯台 市は観光などで活用
全国の灯台を擬人化してキャラクターにする〝燈の守り人〟シリーズに選ばれたノシャップ岬の稚内灯台に対し30日午後、キャラクター贈呈式があり、実行委員会から稚内市の北浜建設産業部長に認定証などが贈られた。
灯台の奥深い魅力を全国に発信する日本財団「海と日本プロジェクト」(東京)が2020年10月から始めた取り組みで、将来的には全国で88基の灯台をキャラクターに設定する予定で、今回で稚内は全国44基目、道内で5基目のキャラクターに採用された。
市役所で行われた贈呈式で、燈の守り人広報プロデューサーの阪口あき子さんからアイヌの青年をモチーフにしたキャラクターを贈呈された北浜部長は「稚内灯台はクールズ船が来た時に乗客向けに稚内海保さんの協力で特別公開などしたこともあります。キャラクターを観光などに活かしていきたい」、灯台を維持管理する稚内海保の荻野部長は「稚内灯台は水族館がオープンする時に合わせて一般公開していますが今回のキャラクター採用を気に灯台の魅力を伝える活動をしていきたい」などと述べていた。
キャラクター贈呈と共に「海と灯台のまち」認定証も授与され、この認定により稚内は地域活性化を目的とする商品などに燈の守り人キャラクターを使用できる権利を獲得した。