大荒れの天候に 稚内地方 未明から30㍍暴風吹く

 稚内地方は発達した低気圧の影響で6日朝から30メートル前後の暴風が吹き荒れ、交通機関に乱れが生じ、市内5つの小中学校が臨時休校した。
 稚内地方気象台によると、6日午前7時過ぎから北東の風が強まり、宗谷岬で30・6㍍、開運29㍍、声問25・7㍍の最大瞬間風速を観測した。この強風により午前11時までの間に宝来、潮見、はまなす
こまどり地区などの民家、工場、倉庫、空き家の8棟のトタン屋根が剥がれかかり、通報を受けた稚内消防署員が出動し応急処置などを行った。
 波は4~6㍍と高く海は大シケとなり6日の利礼航路フェリーは全便欠航した。天候不良のため恵比須4~ノシャップ2の水族館裏までの市道北浜通(延長1・85㌔)は通行止めとなったが、高波により海藻などが道路に打ち上げられていた。
 暴風、波浪警報が発表されている稚内は6日夕方までの間、陸上で最大瞬間風速35㍍、波は6㍍と高く警戒を呼びかけている。
 交通機関ではJR、空の便なども運休している。