38年ぶりに金賞輝く 南中吹奏楽部 全国出場は叶わず

 第68回北海道吹奏楽コンクール(8月31日〜9月3日札幌)に稚内地区代表校として出場した南中吹奏楽部がB編成で金賞に輝いた。金賞に選ばれるのは1985年以来、38年ぶり。
 全道大会のB編成には、各地の代表18校が出場。南中の吹奏楽部は、西村朗作曲「秘儀Ⅳ」を演奏した。
 昨年の銀賞という悔しさをバネに、部員27人は全国大会出場を目指し、基礎練習、基礎合奏に励んできた。
 顧問の上里龍一先生は「金賞を受賞したのはすごいことだと思います。とても良い演奏だったのでこれでも全国への出場は叶わないのかと高い壁を感じております」と喜びと悔しさをにじませていた。
 部長の山田絢音さん(3年生)は「金賞を受賞できると思っていなかったので今も信じられない思いです。全国を目標に一日一日、頑張ってきました」と話し、後輩たちに対しては「来年は必ず全国に出場してください」とエールを送っていた。