商工会議所と管内連合会が経済懇談会と要望会開く 物価高騰対策など  

第53回宗谷商工経済懇談会・要望会

 稚内商工会議所、宗谷管内商工会連合会による第53回宗谷商工経済懇談会並びに要望会は16日午後、サフィールホテル稚内で関係者80人余りが出席し開かれた。
 来賓や管内首長ら出席者を前に中田会頭は「コロナ禍の影響に加えロシアによるウクライナ侵攻での物価高騰、慢性的な人手不足などで中小企業、小規模事業者の皆さんは厳しい経営環境にあります。我々商工会議所の果たす役割はこの難局を乗り越え地域経済を確かな成長軌道に乗せる役割の実現を図ることです」などと挨拶し、続いて武部衆議(代理)、吉田道議、三好道議、清水目宗谷総合振興局長、工藤市長らが挨拶した。
 要望会では特別要望として新型コロナウイルス感染症及び物価高騰等に係る経済対策を決めたほか、国へは▽国土強靭化の着実な促進▽地域経済再生に向けた国の財政政策の促進▽国道40号の規格の高い道路と北海道縦貫自動車道の整備促進▽稚内空港の冬期間就航率向上▽JR宗谷本線(名寄~稚内間)の路線維持と安定運行の促進など25項目。
 道に対しては▽北海道総合開発計画の促進▽情報通信基盤整備の推進▽JR宗谷本線(名寄~稚内間)の路線維持と安定運行の促進▽クサンル川総合流域防災事業の早期完了▽稚内の漁港の整備促進など。
 これらの要望活動は7月に札幌と東京で行われる。

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