時の話題 「ジェンダー平等」
10月11日、国際ガールズ・デーを記念するイベントで、秋篠宮家佳子さまがジェンダー(性)平等の実現を切に願うと挨拶された。
女性の権利と社会的地位向上を目的としたイベントで男女が平等に幅広い人生の選択肢を持てるようになり、それが当たり前の社会になることを指しているが、今の世の中は男と女という性別は語れない。性同一障害が広く知られるようになっており、生まれつき「男と女の両方」「男でも女でもない」と認識する場合もある。
男女平等について稚内市では男女共同参画講演会を開いているが令和元年12月の講演会での講師は稚内出身の如月音流さんが多様な性について話した。
初めてLGBT(性的少数者)についての実体験等を聞いたが、日本では男女平等でさえ全く不平等な社会であり、ましてやLGBTの方々を受け入れるにはまだまだハードルが高いと実感する。
近年では各企業が多様な人材を活用する取り組みでは、性別・年齢・人種や国籍・障がいの有無に加えLGBTも含まれる。
今や性的少数者は我々が思う以上に多く社会で共生・共存し周りが偏見の目で見ず誰もが同じように扱われる社会が望ましいが、国会議員が同姓カップルに「子供を作らない彼ら彼女達は生産性がない」と月刊誌へ寄稿して批判を浴びた。
日本のパスポートは男か女か記入しなければならないが、どちらでもない「x(xジェンダー)」と記入できる国、更には同性婚を認める国もある。
性的少数者が生きやすい社会に日本は何時になることやら。