時の話題 「銭湯の値上げ」
春から食料品含め、様々な物が値上げされ生活に影響が出ているが、北海道公衆浴場料金審議会は、3年ぶりに入浴料金の引き上げを決め北海道に答申した。答申した通りの料金となれば、10月以降現行450円から480円となる。
理由は重層的だが、矢張り原油高騰による燃料と光熱費の値上げが要因だ。
稚内市内に1店ある銭湯は改装をし、営業時間を見直し、食事提供など涙ぐましい経営努力で集客を図っているものの楽ではない。
稚内市の温泉童夢も今回の入浴料値上げを受け料金の一部見直しをすることになるのだろうか。稚内市は高齢者の生きがいづくり・健康増進のため満65歳以上の方に「高齢者入浴証(おふろカード)」を交付し、公衆浴場は100円で入浴できる。
同額で温泉童夢も入浴できるが、童夢は鉱泉浴場として入浴客に対して入湯税を課さなければならない。
地方税となる入湯税の標準税率は150円だが、稚内市は50円としている。つまり、温泉童夢に100円で入浴しても童夢の収入は50円になる。
これとは別に、満70歳以上の人には「高齢者バス乗車証(シルバーカード)」を発行しバス運賃を片道100円としている。実際、車のない高齢者はバスを利用し往復300円で童夢に入っている。これまで稚内市の発展に寄与してきた高齢者の皆さんが元気な生活を送って貰うための市の施策の一つである。
童夢入浴料は65歳から、バス料金は70歳から100円になるが、いずれ見直される時がくるのでないのか。