よそ者視点の魅力探し 早大生が来市し北宗谷各地を訪れる
よそ者視点で地域の課題解決を目指す早稲田大学の学生有志が18日~22日までの4日間稚内や利尻などの観光地でフィールドワークを行い、地域の魅力を探った。
わっかない観光活性化促進協議会が、今年3月に観光庁から稚内を中心に礼文など1市3町構成で登録された地域連携DMO候補法人が活動の一助するため早稲田大学の学生11人を受け入れた。
学生たちは北宗谷(稚内市・礼文町・利尻町・利尻富士町)周遊を通じて、観光消費額の最大化を目指すことを視察テーマに、18日に宗谷岬や宗谷丘陵の白い道、19日~20日は利尻・礼文、21日夕方に稚内に戻り翌22日は稚内公園や稚内駅、抜海駅などを巡った。稚内公園ではバスガイドから氷雪の門などの説明を受け、5日間での視察を終えた。
稚内の景勝地で印象に残った場所について「バスで宗谷岬から稚内市街地に戻ってくる途中、風が無く海が鏡面のように綺麗だった」と感激し、マイナス部分について「フェリーで戻ってきたあと夕食を食べに商店街を歩きましたが、殆どの店が閉まった状態で観光地としては残念」と話していた。
学生たちに同行していた岡田市観光交流課長は「初日、天気が良かったこともあり宗谷丘陵や白い道などに好印象を持っていたようだ。DMOの本登録に向け地域が稼ぐ仕込み作りが重要になる。学生たちが色々見た所の意見を聞き今後の参考にしていきたい」と話していた。