13㌧と低調な滑り出し オオナゴ漁にオッター船着業
解禁されたオオナゴ漁に2日未明、稚内機船漁協所属の第172榮寶丸が出漁し、13㌧ほど初水揚げした。
サハリン警備局にだ捕臨検され1カ月遅れで着業した昨年は例外とし、一昨年の70㌧を大きく下回り先行きが懸念される。
午前1時過ぎ稚内を出漁したオッター船榮寶丸は2時間半ほどで猿払沖合の二丈岩海域の通称ポケット場に着き操業するも、海水温が未だ低いこともあってか大きな群に当たることなく10時過ぎ操業を止め帰路についた。
午後1時前、稚内港に帰港した榮寶丸船倉からモッコでトラックに積み込まれたオオナゴは、午後2時から既に地方卸売市場に上場されていた、かけ廻し漁船が獲ったタラなどとともに競りにかけられた。
オオナゴ漁が解禁されたことで地方卸売市場は午前と午後の2回、競りと入札が行われる。
かけ廻し漁船は、沿岸漁業者との協定後の北門神社例大祭明けから操業する予定。