きょうウニ漁解禁 稚内漁協 波高く磯船数隻出漁
稚内の前浜で6日、ウニ漁が解禁され、数隻の磯船が出漁し初水揚げした。
6日は朝から10㍍以上の強風が吹き、西浜やノシャップ地区などの前浜は波が高かったため漁をする人はいなかったが、波が比較的穏やかだった宝来地区の前浜では磯船数隻が漁をし、漁師たちは船を巧みに操りながら箱眼鏡で覗いてはタモ網でウニを採取していた。
午前8時半過ぎに戻った50代の漁師は「きのうからのシケで海が濁って海中が見えず全然獲れなかった」と話し、別の漁師は「エサとなるコンブが多くあり、ウニの実入りは良い。これから暖かくなると更に良くなるだろう」と今後の漁に期待を寄せていた。
また、7日からは宝来~恵比須までの前浜とはまなす、声問地区でコンブの早採りが行われることになっており、6日にウニ漁をしていた漁師は「今年は本当にコンブの量が多い。コンブが多いこともありウニがコンブに隠れ獲れなかった」と話していた。