当期剰余金5513万円 稚内機船漁協の市場取扱高22億3300万円
稚内機船漁協はこのほど第48回通常総会を開き、昨年度事業報告、損益計算、剰余金処分案ほか、新年度事業計画など承認した。
業務報告書によると、自主的な管理制限により操業を自粛したホッケの落ち込みを、タラスケソ、オッター船の甲殻類等の漁獲で補うことが出来たとし、自営工場(第一工場、加工センター)はホッケの減少やイカ釣り漁船不漁による製氷供給量の減少ありながら2工場とも利益を計上することが出来た。
貯金上積みによって自己資本比率が32・25%(前年度30・13%)と引き上げられたことも報告された。
市場取扱高は、数量2万7947㌧(前年度対比13・9%増)22億3301万円(同0・7%減)。
昨年度の事業総利益は3億1582万円、事業利益6000万円、経常利益8725万円、当期剰余金は5513万円だった。