時の話題 「倒産増加を憂慮」

 東京商工リサーチ旭川支店から婦人服・服飾雑貨の企画製造販売するマツオインターナショナル(大阪市)が111億円余りの負債を抱え倒産し、会社再生法を申請したとのFAXがあった。今年三番目の負債総額のようで今年も残り20日ほどになり倒産が増えることを憂慮している。
 高市内閣となり14兆円の大型補正予算が国会で成立し〝行け行けムード〟が演出される他方、国民全体の暮らし向きは決して楽な方向にあるとはいえず年が押し迫った大型倒産が示すようコロナ禍で辛酸を舐めた企業経営は良好とは言えず、円安で自動車など輸出産業は空前の利益を上げているが、他の産業は大雨前のどんよりした曇天下にあるというのが日本経済の実状である。当面の物価高を抑えるには為替相場が円高に振れるよう政策を実行しなければならないのに道理の分からない朴念仁はただ大型予算を組むことに血眼になっている。
 以前にも小欄で指摘したが、高市さんは経済を理解してない。円安こそ物価高の要因なのに「強い経済を」と叫ぶだけで円安を是正する手立てを実行しないのは総理として不適格であろう。
 今回のマツオの倒産は新型コロナ関連とされ3年間続いた渦中の経営悪化を金融機関のリスケジュールでコロナ後の2年間、耐えて来たものの力尽きたというもので、このような倒産形態は今後も続くことが予想される。
 稚内市内の事業所も今は何んとか存続しているが、高い原魚で水産加工業は痛手を被り土建業も回復してきているとはいえ往時から程遠いのが現状か。