北星会 解散当たって寄付 共募委、女性ネット、更生保護協会に

 35年間の活動を終え今月解散した稚内異業種交流会「北星会」が21日、稚内市共同募金委員会に20万円を寄付した。
 平成2年に当時、波間漁業社長だった波間 健二さんらが中心に様々な業種が集まり結成された北星会は、冬のイベントとして小型船のタイムを競うべっちゃレースや交通安全チャリティーを兼ねた料飲店対抗カラオケ歌合戦などを開催し、地域の賑わい作りを担ってきたが、多い時に20人いた会員は現在、10数人に減り、更に会員の高齢化で会の維持が困難として、18日に解散した。
 北星会の栃木潤子事務局長から寄付を受け取った中陳共募委員会長は「私自身、北星会員であり、べっちゃレースや飲食店対抗カラオケ大会は10年続けたこともあり解散には断腸の思いをしています」と話し、募金については「困っている人のため活用させて頂きます」と謝辞を述べた。
 北星会は解散に伴い稚内のみなとを考える女性ネットワーク、稚内地区更生保護援護協会にも20万円ずつ寄付した。