来週の授業控え引越し 稚中新校舎 生徒が机や椅子運ぶ

3連休明けの授業に備え、稚中生(全校生徒95人)が21日午後、現校舎から新校舎への引っ越し作業を行った。生徒達は築50年以上経った校舎に別れを告げ、「来週からの新校舎での授業が楽しみです」と笑顔を見せていた。
中央小に隣接して建てられ、、市内初の小中一貫の義務教育学校として2027年春の開校を目指している稚中の新校舎1階は玄関ホールや美術、技術、音楽などの特別教室を備え、2階は職員室や生徒達の普通教室、多目的教室、中央小校舎を接続する渡り廊下のスカイウォークが設けられ、3階は集会やイベントでの利用のほか災害時に避難場所とする多目的ホールなどが設けられた。
新校舎の25日からの供用に備え、18日から備品の搬入、19日から教員や市教委担当者で引っ越し作業を行っていたが、21日は授業を終えた生徒たちが午後1時過ぎから現校舎から机や椅子などを新校舎の教室に運んだ。22日は稚中教愛会の父母らも参加し引っ越し作業を行った。
1年生の渡辺ゆきのさん(12)は「室内が温かい新校舎なので学校生活が楽しみです」などと話し、森河真校長(57)は「17日に生徒たちが新校舎を内覧した際、とても喜んでいました。新たな校舎で生徒達は学業、友人との学校生活、部活動を頑張ってもらいたい」などと期待を寄せていた。

