隠れ場カフェ初開催 サードプレイス

引ききこもりなど心の病で悩む人やその家族らをサポートする自助会の稚内サードプレイス(宮田美代子代表)が11日午後、市立図書館で引きこもり家族の交流会「隠れ場カフェ」を開催。参加した人たちが悩みなど打ち明けながら交流した。
自助会設立後、初めて開催した隠れ場カフェには、主婦や専門職ら13人が参加。宮田代表が自助会設立の経緯などを説明し、参加者が自己紹介をしながら参加した理由などを話した。
約2時間ほどコーヒーを飲みながら開かれた交流会では、参加者から「稚内にはこのような組織や活動が無かったので、とても大切だと思い参加しました」、「引きこもりで苦しんでいるのは本人や家族。このような集まる場があれば良いと思っていた」、「引きこもりはけっして怠けているわけじゃない。自分の引き出しや出口が分からない状態となり分かりあえたら」などと語り合った。
宮田代表と共に会設立に協力した中村浩明さん(59)のギターの弾き語りで「故郷」などを参加者全員で歌い気持ちを和ませながら交流した。
初めての交流会を終えた宮田さんは「思った以上に参加者が多く会の思いに賛同していただき心から感謝しております。専門職の方々も何人か参加していただき、勉強会という意味合いで個人的にも貴重なご意見が聞くことができました」と話していた。
次回は12月6日午後1時から市立図書館で開催する。

