週末雑感

 「天高く馬肥ゆる秋」「秋は釣瓶落し」など秋は文学的であり情緒的だ。きょう(昨日のこと)も朝からお日様が眩しいほどの晴天に恵まれ、冒頭の表現が希薄になるほど情熱的な天気で、秋好きの当方は戸惑っている。
 旧統一教会の解散命令が請求され今後裁判所での判断が注目されるところだが、事の流れから予測すると三審制度で時がかかるとはいえ解散は濃厚で、岸信介首相以来、自民党と蜜月関係にあった教会の終焉は避けられそうにない。
 岸総理の孫になる安倍晋三総理が、教会への多額の寄付により家庭崩壊した男の凶弾により亡くなったのは因果は巡る証左なのかも知れない。
 将棋の世界で弱冠21歳の藤井聡太さんが史上初めて八冠を独占する快挙を成し遂げた。八冠目の王座戦は3勝1敗で永瀬拓矢九段(31)に数字上では楽勝した感あるもその実は初戦敗退の後の第二局は120手を上回る大接戦となり王座を勝ち取った第四局も138手、それも永瀬前王座がほぼ100%勝つとされたAI予想を覆し勝ってしまうのだから運の強さも持っている。
 中学生でプロになり初戦以来29連勝という破竹の勢いでデビューし遂には並みいる強豪をなぎ倒し全八冠を手中にした藤井氏。将棋の素人の耳目さえ集めている青年はどれほどの将棋指しになるのか。前人未踏の域に達するのは今でもそうだが間違いなかろう。
 のどかな秋の日を尻目にミサイルが飛び交うウクライナや中東での戦禍によって未来が絶たれる子ども達を思う時、胸が痛む。