稚内で20年ぶりに開催 震災建築物応急危険度判定訓練

 道など主催の震災建築物応急危険度判定訓練が6日、文化センターなどで行われた。稚内では20年ぶりの開催。
 地震が発生し、余震による建物の倒壊、部材の落下などの2次被害を防ぐため、被害状況を調査する震災建築物応急危険度判定士や判定士を目指す人向けに開かれた訓練には、管内の震災担当市町村職員、建設業などから10人が参加した。
 参加者は、道立総合研究所機構や道職員から能登半島地震被害被害報告、胆振東部地震での判定士の活動、訓練に関する判定のガイダンスなど説明を聞いた。
 このあと、稚内で震度7など宗谷管内での地震により家屋や公共施設に被害が出たことを想定し訓練が行われ、旧市役所裏手の倉庫、市立稚内病院の外壁に予め貼られてある亀裂などの写真を基に建物の被害状況と危険度を判定し、調査表に記入していた。