2年連続し1000人超え 観光協会のレンタルサイクル

稚内観光協会は10月26日まで実施したレンタルサイクルの今季の利用状況を集計した。協会窓口での貸し出し分で1050人(昨年1109)と、2年連続し大台の1000人を超えた。
飛行機やJRなどで稚内入りした2次交通手段として令和元年にスタートし、今年で7年目のレンタルサイクル事業は5月1日〜10月26日まで実施し5月59人、6月129人、7月185人、8月281人、9月294人、10月102人が利用。雨など寒い日が続いた前半の利用は伸びなかったものの、観光ハイシーズンの8月と9月は好調で、協会で用意していた28台の自転車のほぼ全車、利用される日があった。
地域別の最多は東京で208人、札幌など北海道123人、次いで神奈川105人、千葉65人、大阪62人、埼玉44人、愛知36人、兵庫17人など。国別は日本947人、中国128人、台湾39人、韓国25人、アメリカ14人、香港11人など。大手旅行会社などの自転車ツアーで138人の利用もあった。
行き先は駅前周辺など市内観光334人、ノシャップ岬293人、宗谷岬202人、宗谷丘陵・白い道151人、稚内公園27人、抜海6人など。宗谷岬を往復(64㌔)した人は167人、岬のベース宗谷で乗り捨てた人は35人いた。
4時間以上の一日利用471人、2〜3時間276人。ほかは1〜2時間が占めた。
6月〜9月末まで開設したベース宗谷での貸し出し分159人も含めれば全体としては1209人(前年1272人)となった。
担当者は「レンタル自転車は2次交通としての役割を一定程度果たしている。観光客が満足できるよう自転車にスマホホルダーの設置、滞在時間を伸ばす取り組みなど来季に向け計画していきたい」としている。

