5代目佐々木弁護士着任 ひまわり基金事務所 前任池田氏は札幌へ

 稚内ひまわり基金法律事務所(大黒3)の新しい所長に就任した佐々木慶太氏(32)が26日夕方、サフィールホテル稚内で記者会見し、「敷居が高く思われないよう地域住民の方々に気軽に事務所に来て頂いて、皆さんの声にしっかりと応えていきたい」などと抱負を述べた。
 札幌出身の佐々木氏は札大法学部卒業後、北海学園大法科大学院修了後、2021年に司法試験に合格し、弁護士登録した22年12月から札幌のすずらん基金法律事務所で、2年半の勤務を終え、今月1日付けで稚内事務所赴任し5代目の稚内所長に就任した。任期は3年間。
 元々は警察官志望だったという佐々木氏は司法を学ぶ中で住民が法律相談や依頼をすることが困難な状況になっている司法過疎問題に関心を強く持ち「活動するのであれば司法過疎問題に携わりたいという思いで弁護士の道を選んだ」と語り、赴任から約4カ月間、稚内で過ごし「札幌にいた時より相談数が多いと感じました。4代目所長池田先生の大きな実績を担い、気軽に皆さんが事務所に来て頂けるような弁護士になりたい」と意気込みを語った。
 札幌に里帰り出産している妻に2週間前、子どもが生まれたという佐々木弁護士は「妻と子どもが稚内に来たなら家族でイベントなど稚内を色々楽しみたい」と微笑んでいた。
 2021年4月、稚内ひまわり基金法律事務所の4代目所長として4年半、稚内市民らの法律問題などを担ってきた池田慎介弁護士(36)は「多くの事を担当させて頂きました。先輩弁護士や多くの地域の皆さんに支えられ稚内で過ごす事ができました」などと振り返り、稚内での生活に「赴任してすぐコロナ禍となり、コロナが明けてからの2年間はみなと南極まつりなど様々なイベントに参加してプライベートも非常に充実していました」などと語り、過疎司法問題にも触れ「冬場など遠方地域への接見では移動だけで時間がかかる。司法アクセスの問題が解消されていないことを任期中に感じました」などと早期の改善を望んでいた。
 池田弁護士は11月、札幌で個人事務所の開設を予定している。