週末雑感

 クマ出没と死亡者を含む被害のニュースがこの1週間、日本列島を駆け巡った。冬眠を前に腹に栄養分を蓄えようとドングリなどの実を漁る時期なので人里に下りて来ているのであろうが、それにしても住宅地の出没が多過ぎる。
 国はこれまでの方針を転換し市街地での駆除の際、猟銃を使うことを市町村が判断し許可する「緊急銃猟」という方法に切り換えた。その成果がニュースで伝えられる一方、クマが人を襲う被害が相次ぎ死者も全国で二ケタになっている。まさに異常事態だ。
 幸いと表現していいのか、稚内では郊外での出没情報はあるものの住宅街に出没した事実は無いが、道は(宗谷総合振興局)は23日クマ出没に対処した緊急銃猟の訓練を実施し有事に備えている。
 住宅街から遠く離れ人家が数軒しかない山里近くでも悲劇があった。山に近いので出没してもいいものだが、クマも人のエリアとの境界線まで現れることはなく、ある意味、人とクマの共生は保たれてきたものの、食べる実が無く背に腹は代えられぬとばかりにエサを求めて人里まで下りて来ている。
 この事態に緊急銃猟という駆除を行っているのだが、市街地での猟銃使用で人に危害を与えることが憂慮される。何もなければいいが、撃つ時は山の方向にクマがいる時とルールはあるだろうにしても、山菜やキノコ採りで山中に入っている人だっているであろう。
 知床半島海岸沿いにクマが出没した時に現地の人が追い払う光景をテレビで何度か見たが、住宅街を歩くのにも注意が必要だ。

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