駐在所統合で質疑 市議会 野寒布と声問 廃止に
市議会の一般質問3日目の26日、佐藤由加里議員(日本共産党)千葉一幸議員(志政会)の2議員が質問した。
道警による再編計画で来年4月から声問駐在所が朝日交番、野寒布駐在所が中央交番への統合が予定されることについて、佐藤議員から市の認識などを求められたことに対し、工藤市長は道警からの説明で両駐在所での対応件数が減少傾向にあり限りある人員を集約する事で24時間体制で警戒活動を行う各交番の体制が強化され、特殊詐欺など新たな犯罪への対応が図られる。駐在所が担ってきた防犯体制については交番からの距離を考慮した上で確保できると判断したとの説明があったとし「私からは駐在所が犯罪の抑止や住民からの相談対応などを通じ、地域の安全と安心を支える重要な拠点としての役割を果たし、両地域の皆さんが不安を抱かないよう今後も防犯体制の維持に努めて頂くことを強くお願いしました」と述べた。
子ども達への平和教育の現状への質問に、佐伯教育長は1983年に発生した大韓航空機撃墜事件のような悲劇を繰り返さないよう世界の恒久平和を願い平和な街づくりを進めるため稚内市で86年に全国で初めて子育て平和都市宣言し、これまでも大韓航空機事件があった9月1日に子育て平和記念式典、平和折り鶴祭りや最北端平和マラソン、平和学習などの取り組みを展開してきたとし「今後も子育て平和都市宣言の街として、市民一丸となって平和な社会の実現、子ども達が夢や希望を持って健やかに成長できる環境作りに尽力して参ります」と述べた。


