時の話題 「曙光見えず」

 ふと足許を見るとふらつく自分がいる。時は歩みを止めることなく6月もあと10日で終わり7月初めの北門神社例大祭が近付く。一見、平穏に過ぎているようだが表向きのことで人間関係や夫々の家庭が抱える悩みは尽きない。
 外国に目を向けると22年からのロシアとウクライナとの戦火は続き、イスラエルのガザ攻撃も終わりが見えない。イスラエルは永年敵対するイランに対しミサイルを発射しイランも応戦し、更には米国の参戦も取り沙汰されている。
 イスラエル、米国とも中東の大国イランの核開発を抑止、いや完全中止に追い込むことなので、とりわけトランプ大統領との駆け引きは続き、この一両日が参戦か否かの山場となろうか。
 このイ・イ交戦で事もあろうにプーチン露大統領が和平への仲介役に名乗りを挙げる。厚顔と非道を通り越した提案に対し呆れて物言えぬどころか、神をも恐れぬプーチン氏の独裁ぶりが際立つ。
 「古」の三乗どころか四乗まで俎上にのぼる古米備蓄米放出に関し小泉ジュニア氏(農水大臣)の奮闘が毎日のように報道されるも父君純一郎氏が実行した郵政民営化のよう、その後の郵便局のあり様を筆者なりに考察すると懐疑的にならざるを得ずジュニア氏の持つDNAを憂慮する。その様子を傍観する石破総理には改めて総理の器にないことを知る。
 さて吉田孝史氏が市議会議長になった稚内だが、導入するのが決まった宿泊税絡みの動きが出てきており市政と議会に波紋が広がる火種が生まれている。