工藤康さんに瑞宝双光章 教育に多大な功労

 26日、市役所で元上勇知少中学校長を務め今年3月1日付で教育功労の瑞宝双光章に輝いた工藤康さん(88)への叙勲伝達式が行われ、関係者が功績を称えた。
 工藤さんは昭和32年道立稚内教員養成所を修了し、樺岡小で教鞭を執り、平成4年には曲渕中校長、平成9年に上勇知小中学校長を定年退職。曲渕中校長時代には地域行事に積極的に参加し、上勇知小中学校長では小規模校の特性を活かした個性を大切にする学習指導に注力するなど学校教育の発展に寄与してきた。
 伝達式では、佐伯教育長から賞状と勲章が工藤さんに手渡された。
 工藤さんは「周りの先輩に厳しく指導して頂いたことが教員を務める上での基礎になりました」と振り返り、受章に関しては「家族はじめ、周りの方がに支えられ今日を迎えることができ有難く思っております。特に妻には感謝しております」と喜びを語っていた。