若手職員の育成と防災に注力 平舘稚内建設管理部部長

宗谷総合振興局の稚内建設管理部部長として着任した平舘恵氏(53)は「若手職員が多いので仕事の取り組み方など人材育成に力を入れ、暴風雪の対応訓練などにも取り組みたい」などと抱負を語った。
平舘部長は小樽出身。藤女子短期大学卒業後の平成4年、小樽土現を振り出しに、建設部まちづくり局都市環境課主査、小樽建管部維持管理課長など歴任。前任は建設部都市計画課長補佐兼経済部観光局観光振興課。
宗谷の印象について「水産、農業などしっかりした産業が根付いており、利尻富士が綺麗で景勝地としても優れている」と語った。
苫小牧の高校生を連れ厚真町のダムを見学した翌日に胆振東部地震が発生したことに触れ「行った所が崩れたことに驚いた。その後は災害リエゾンとして初期対応に当たり、人命救助など自衛隊と連携し指揮を取るなど、やりがいを感じました」と振り返った。
宗谷丘陵にそびえ立つ風車の数に驚いたとする一方、山林などの資源管理の大切さにも触れた平舘氏は「ゼロカーボン推進を含めバランスよく施策を進めていくことが出来れば」とも話していた。
趣味は旅行や能など芸能。「稚内ではカーリングに挑戦し、管内を丁寧に回ってみたい」と話していた。


