稚内公園から鳩スタート 早朝、1758羽飛び立つ

 一般社団法人日本鳩レース協会主催の東日本稚内グランドナショナルレースが1日行われ、1500羽以上のハトが早朝、稚内公園から一斉にスタートした。
 鳩レースは、ICチップを取り付けられたハトが自分の鳩舎に戻るまでの分速を競うもので、稚内出発のレースは国内最長の距離で1000~1200㌔先の東京、神奈川埼玉、千葉、静岡など479鳩舎から1758羽が参加した。
 本州方面などコース状の天候を見ながら大会関係者が雲の隙間から太陽が出た午前4時56分頃にハトが収容されたコンテナの扉が開かれると大きな羽音を響かせ旋回しながら大空に舞い上がり、目的地に向け飛び立っていった。
 50年以上レースに関わっている大会関係者は「国内最長距離の稚内からのレースで勝つ事は飼い主にとって名誉になことです。きょうは風向きも良く、早いハトで夕方には目的地に到着する」と話していた。
 5日朝には夕日が丘パーキング(風向き次第で稚内公園)をスタートに北陸地方まで飛ぶレースも行われる。