きのう市内施設が一斉オープン 悪天候でも家族連れで賑わう

水族館、科学館オープンでのテープカット

寒空にも拘らずアザラシ見る来館者
29日、ノシャップ寒流水族館など市内施設が一斉にオープン。寒気の影響でみぞれが降るなど肌寒い一日となったが、多くの家族連れで賑わっていた。
水族館と科学館ではオープン前にセレモニーが催され、集まった親子連れなどを前に工藤市長が「多くの皆さんが駆けつけてくれたことに心から感謝します。春の企画展や先月生まれたアザラシの赤ちゃんなど大いに楽しんでください」などと挨拶したあと、菅原源太君(東小4年)、水澤莉子さん(南小4年)らによるテープカットが行われた。
オープンと同時に行われた科学館のサイエンスショー「空気に重さってあるの?」などの実験には、多くの子どもたちが集まり大気圧などについて学び、水族館では気温が低く強い風と雨が降る中でもアザラシとペンギンのエサやりを見る親子が集まっていた。
久保田悠聖君(潮見が丘小5年)、悠那ちゃん(同1年生)兄妹は「アザラシの赤ちゃんが可愛らしく、企画展も面白かったです」と笑顔を見せていた。
記念塔もオープン

北方記念館・開基百年記念塔も29日からオープンした。
オープンニングセレモニーとして、来場者30人余りを前に、工藤市長が明治12年に稚内の街が誕生して100年が経った昭和53年に百年記念塔が完成したことに触れ「2028年には稚内は150年目になる。今年のオープンに備え、スタッフの皆さんが色々準備してきましたので、皆さん楽しんでください」などと挨拶したあと、子ども達にお菓子などが入った記念品をプレゼントした。
強風や雨が降る中、来館した旅行者や家族連れは展望室からの市街地の景色を楽しみ、江戸時代の測量家・伊能忠敬の北海地図などを見て回り稚内の歴史に触れていた。
市長から記念品を受け取った男の子は「いっぱい貰って嬉しい」と喜んでいた。
動物ふれあいランドオープン

声問の動物ふれあいランドは29日から今季の営業をスタートし、親子連れらがヤギやウサギなどと触れ合っていた。
肌寒い天候となったが、午前10時の開園と同時に親子連れが訪れ昨春生まれたヤギ、放し飼いのウサギ、映画やミュージカルに出演したスター犬などを見て回った。
気温が低かったためオープン初日は、寒さに弱い動物の展示を見合わせたが、ヤギに餌を与えていた家族連れは「寒いけどオープンの日を楽しみにしていました」などと休日を楽しんでいた。


