担い手不足などで成果を 樺澤振興局副局長着任会見

 宗谷総合振興局副局長(建設管理部担当)に着任した樺澤卓美氏(57)は「建設産業における働き方改革、生産性の向上、魅力の発信を柱に、担い手不足の課題など成果を出して行きたい」と抱負を語った。
 樺澤副局長は美唄市出身。室蘭工大工学部土木工学科を卒業後、平成2年に帯広土木現業所を振り出しに、札幌建管部道路課長、釧路建管部事業室長など歴任。前任は建設部まちづくり局都市計画課長。
 初めての宗谷勤務に「シカが多く驚いたが風力発電や離島が見える海岸の風景が特徴的。水産と酪農が盛んな土地ということで楽しみでもあります」と印象について述べていた。
 東日本大震災が発生した2011年、道開発局開発専門官として派遣され災害復旧、物資輸送に携わり、その後の北海道豪雨では道東と道央間の国道が寸断される中、道東自動車道がいち早く復旧したことに「高速道路の役割は国土強靭化に資するものだということをまざまざと感じました」と振り返った。
 維持管理や除雪オペレーターなど支える人材が不足していることなどから、自ら携わった建設産業振興施策「建設産業ミライ振興プランHOKKAIDO」を基に課題解決に向けて進めて行きたいとした。
 料理好きで「手の込んだ料理を作りたい」とし、「カーリング観戦も楽しみたい」とも話していた。

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