時の話題 「コロナから5年」
あれだけ苦しめられた新型コロナウイルス感染症が感染症の5類分類になったのは23年5月8日だった。その前の2月にマスク着用が個人の意思に委ねられたことから外す人が稚内でも増えているが、筆者は未だに装着している。夏は兎も角、冬は寒さ凌ぎにもなるし何といっても人様から風邪などうつされないし、うつすこともない。
その風邪だが正式には「急性呼吸器症候群」というそうで、コロナと同じ5類に分類されたが個人的には納得できない。インフルエンザならまだしもコロナでどれだけの人が亡くなり、飲食店を中心にどれほどの会社が廃業もしくは潰れたことか。そのような事を考えればコロナ対処の知見があるとはいえ時期尚早であろう。
新型コロナ感染症は世界的に大流行するパンデミックだった。人の行き来がグローバル化するにつれ、この種のウイルス伝播は容易になり人から人へ次々とうつる。エボラ出血熱(1類)のよう感染すれば忽ちのうちに死に至ることがなかった新型コロナだったが、5類に格下げされたことで人類の警戒感は薄れている。新種ウイルスが現れ再びパンデミ
ックが起こることだって有り得る。
思い起こせばコロナ流行の最初の頃、手指消毒の大切さが説えられていたが、感染防止には飛沫を防止するマスク着用、手洗いが大事なことで、筆者なんぞは40年以上、毎日欠かさず手洗いとうがいを励行していることにより風邪もインフルも滅多にかからずコロナにも感染しなかった。日常の行動が大事だということかな。


