敦賀元市長亡くなる 2期在職し市勢発展に尽くす

元市長の敦賀一夫氏が14日夜に死去した。享年104歳。むとう市民斎場で18日通夜、19日葬儀が営まれる。
大正11年1月21日生まれ。礼文町出身の敦賀氏は昭和34年から市議会議員1期4年、平成3年から2期8年間、稚内市長を務め市勢の発展に貢献した。平成29年に市政功労表彰を受章している。
34年前の稚内市長選では8期32年間の市長を務め、9選めざした故浜森辰雄氏に挑んだ敦賀氏は僅差で選挙戦を制した。市長を引退後、健康のため自宅周辺を毎日のように散歩している姿が地域住民の話題になっていた敦賀氏は3年前、市の100歳を祝う取材で長寿の秘訣について「タバコを吸わない、酒を飲んでも深酒をしないこと。一年を通して家の周りなど外を1㌔歩く。この3つを守ることが長生きの秘訣です」と語っていた。
今回の訃報を受け、工藤市長は「平成3年5月に稚内市長に初当選されてから2期8年に亘り、市民生活の安定、そして福祉の向上など市政の発展に多大なるご尽力を頂きました。この功績に敬意と深い感謝の意を表すると共に、安らかなる御冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを発表した。


