利尻山で遭難騒ぎ 稚内署 バッテリー携行など呼びかけ

 19日、利尻山でバックカントリーをしていた女性2人が一時、連絡が取れず山岳救助隊が出動した事案が発生したことを受け、稚内署はスマホのモバイルバッテリーの携帯など万全な準備を呼びかけている。
 19日、道内から訪れた4人組が利尻山でバックカントリーをしていたところ、濃霧が発生し女性2人を見失ったことから仲間が知り合いの島民を介して駐在所に通報した。
 その後、女性2人とは連絡が取れ、避難小屋で一泊し、翌日朝に連絡が来る予定だったがバッテリー切れでスマホを使うことができず山岳救助隊が出動する騒ぎとなった。2人にケガなどなかった。
 稚内署では、毎年のようにバックカントリーによる遭難や事故など発生していることから、最新の天気予報、雪崩情報の確認、登山計画書の提出、スマホを携帯しモバイルバッテリーなど予備の電源を携行するよう呼び掛けている。