赤れんがで堅雪散策会 歴史・まち研 戦後80年迎え講座など予定
稚内市歴史・まち研究会による堅雪散策会が22日、恵北の稚内赤れんが通信所敷地内で行われ、1㍍前後の残雪がある中、参加者が散策した。
毎年、春分の日などに合わせて開く散策会には会員や歴史好きの人ら20人余りが参加し持参したスノーシューなどを履いた参加者は建物の周辺や新たに展示スペースが設けらたB棟内部などを見て回った。会員が雪の影響による建物の痛み具合などを見て回ったが、損傷した箇所は確認されなかった。
SNSを見て散策会を知り、札幌から車で訪れたという夫婦は「知り合いの写真を見て一度、来て見たかった。敷地入口から歩いて赤れんがの姿が見えた時、存在感がすごく感動しました」と夢中で写真を撮っていた。
散策会を終え、富田伸司会長は「今年は終戦から80年を迎える年。歴史を後世に伝えるための講座などを開いていきたい」と話していた。