樹液採取・煮詰め作業開始 斉藤さん 仲間の協力に感謝
〝最北のメープルシロップ〟作りのため坂の下地区にある実家の裏山に育つイタヤカエデから樹液をしている市内会社員の斉藤嘉仁さん(40)=緑5=が採取と並行して樹液の煮詰める作業を開始した。「10時間の煮詰め作業は大変ですが、良いメープルシロップを作りたい」と意気込んでいる。
今季は昨年の倍の90本のカエデの木を対象に、夜など冷えこみ日中プラス気温になるというタイミングを見計らって、早朝などに山に入って2月26日に初採取して以降、今月12日までに200㍑の樹液(シロップになる量はその60分の1)を採取した。
実家裏に建てたメープルシロップ加工場「シュガーシャック(砂糖小屋)」では、今季新たに導入した樹液を熱処理してシロップを抽出する設備〝エバポレーター〟下のドラム缶製ボイラーに、薪を入れて早朝に火を点火して煮詰め、夜に完成する。
今月1日と12日の2回の煮詰め作業で、5・5㍑のメープルシロップが出来た。今後は休日などに樹液採取と煮詰め作業を繰り返し生産量を増やしていく。
樹液など採取する際友人らも応援で手伝ってくれることに、斉藤さんは「皆に感謝しています。4月からネット予約を開始予定しています」としている。
オンラインショップのサイト・https://maple-garlic.jp/lp/maplesyrup/