時の話題 「配達員不足深刻」

 広告や部数の減少より深刻な問題として小紙に突きつけられているのが配達員の確保である。筆者が入社した40年余り前の配達員の主力は中学生だったがその後、中学生全員が部活を義務付けられてから主力は家庭の主婦や高齢者になった。
 四季通して外で配達しなければならないので足腰が丈夫で健康であることが条件だが、年を取れば皆、何がしか故障カ所を持っており、加えて年相応に身内の不幸など多くなり配達員の遣り繰りに苦労するのが、この20数年来の悩みであった。
 「春になれば」という淡い期待あるも、冬の間、頑張ってきたせいなのかリタイアする配達員がおり、それでなくても筆者含め社員総動員の中にあって絶対数が足りない状況が深刻化してきている。
 2年ほど前、表前教育長にお願いしたあと中学校に出向き配達する生徒を求めるも梨の礫で諦めざるを得なかったが、ここに来ての配達員不足はかつて無いほど緊急事態と言えよう。
 筆者は普段から「新聞の肝所は配達」と言い切り自ら配達すること労わらずも、次から次に出てくる配達の穴には正直参っている。
 ここで市民の皆さんにお願いしたい。日・祝日を除く午後2時以降に時間の余裕がある方に配達員をしてもらえればと願っている。
 市民にとって欠かせぬプレス発行を続けるためには皆さんの協力が欠かせず応募して戴きたい。配達手数料には祝金を付けチラシ代も上積みし満足してもらえるよう応分な報酬を約束したい。プレスの灯を消さないためにも市民の皆様の協力お願いするものです。