林蔵縁に学校間交流 大岬小 つくばみらい市の小学校と

 江戸時代の探検家・間宮林蔵の生誕地の茨城県つくばみらい市(旧伊奈町)の伊奈小と大岬小の4年生が26日学校間交流を行い、互いのマチの特徴などを紹介し交流を深めた。
 1980年に間宮林蔵生誕200年に合わせて宗谷岬に林蔵の記念像を建立した時、当時の伊奈町の関係者が来市したのをきっかけに交流が始まったが、コロナ禍によって交流事業は途絶えていたものの、2023年10月に向こうの市長が稚内に訪れた事を切っ掛けに、翌04年から大岬小と伊奈小の交流も始まった。
 今年で2回目の交流には、伊奈小から42人と大岬小から7人が参加。オンラインツール「ズーム」で繋ぎ、大岬小の児童たちは2班に分かれ、宗谷岬沖で行われているホタテやタコ漁、学校や間宮林蔵の歴史、稚内の観光スポットなどを伝えた。
 一方、伊奈小は10班に分かれて、つくばみらい市で稲作が盛んな事や間宮林蔵記念館があることなどが紹介した。
 約2時間の交流を終え、直接距離で1000㌔離れているつくばみらい市の児童に発表した淺利遥琉君(10)は「発表するのに緊張したけど楽しかった。向こうにも間宮林蔵の銅像があるのを教えてもらい、向こうの銅像を直接見てみたい」と話していた。

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