10人参加し稚内公園歩く 武重さんらが企画 コーヒー飲みカレーも

 ゲストハウス・モシリパ女将の武重美亜さん(39)を中心に友人4人の企画によるスノーシューツアー「至福のコーヒーを飲むために歩く稚内公園」が、公園内のコースで開かれた。武重さんは「稚内公園の魅力を沢山の人が知るキッカケになってほしい」と話していた。
 冬の稚内公園の魅力発信のため1月中旬にスノーシューで公園を歩いた武重さんや友人の女性、富士見でさいほく珈琲を営む小玉道晃さん、男性カメラマンの4人がプランを考え、SNSのインスタグラムで募集したツアーは先週末に開かれ、市民ら10人が参加した。
 北門神社をスタート地点に公園道路を上がり、氷雪の門近くの休憩タイムで小玉さんが淹れたコーヒーを飲んだあと、樺太犬供養塔前を折り返すコースを1時間半ほどで歩いた。散策を終えてからはモシリパで武重さんが調理した鹿肉カレーライスを食べた参加者は疲れた体を癒やし、道中の様子を撮影した男性カメラマンから参加者1人ひとり写真がプレゼントされ、イベントの思い出にした。
 冬営業の普段から宿泊者にスノーシューを貸し出し稚内公園の冬の魅力を伝えているという武重さんは「中央地区からアクセスが良い稚内公園からの街並みは最高で風が気持ちがいい。今後も友人らとのチーム〝モシリパ〟の一員として旅行者や地元の人達に魅力を伝えていきたい」、休憩タイムでコーヒーを提供した小玉さんは「参加者の皆さんに喜んで頂いて良かった。地元の人間としてマチが盛り上がる事をやっていければ」と話していた。