稚高生に酪農の魅力伝える 振興局が農業出前授業

宗谷総合振興局(農務課)は25日、稚高商業科生徒を対象に農業出前授業を行い、酪農の魅力など伝えた。
振興局では、管内で酪農家の高齢化や担い手不足によって農家戸数が減少し酪農ヘルパーなど含めた人材確保が課題となっているとして、高校生を対象に地域農業の魅力発信することで農業への興味を持ってもらおうと平成29年度から出前授業を行っている。
商業科1年生29人を対象に行われた授業では、市内の酪農家、鎌仲優也さんが講師となって酪農家の一日の業務、牧草収穫、稚内牛乳など紹介し、円安により資料などのコストが上がっている苦労について話す反面、農業の魅力について「自分で頑張ればその分だけ収入が上がる。稚内は酪農に適した気候でもあり、仕事にやり甲斐を感じることも出来ます」などと話していた。
大谷高では3月7日に行われる。

