タロジロ号で犬ぞり大会観戦 4回運行し169人来市

 わっかない観光活性化促進協議会による札幌からのお迎えバス「タロ・ジロ号」の最終便で稚内入りした観光客が先週末、宗谷岬や2年ぶりに開催した全国犬ぞり稚内大会を観戦し稚内の冬観光を満喫した。
 札幌など道央圏からの観光客誘致事業として、2月の土曜日・日曜日に限り無料の往復バスを運行。最終便の22、23日にはバス2台で札幌、千歳などから74人が訪れ、バス4回の運行で169人(昨冬151人)が利用した。
 22日午後3時半過ぎに稚内入りしたタロ・ジロ号の一行は翌23日、バスで宗谷岬などを見学したあと、犬ぞり大会を観戦した。最長5キロのコースで行われた6頭引きレースなどをスタート地点から見ていた札幌からの夫婦は「去年は犬ぞり大会が中止になったので今年は見たかった。間近で犬が勢いよく走る姿は格好良く、ゴールでは必死にマッシャーと走る姿には感動しました」と話していた。
 このあと、副港市場で買い物などをした一行はバスで札幌への帰途に就いた。