60余頭 雪原を疾駆 犬ぞり大会 2年ぶり あすも開催

 第39回全国犬ぞり稚内大会が22日から2日間日程で大沼特設会場で幕開けし、飼い主と犬が一体となって雪原を駆け抜け迫力あるレースが展開されている。
 2年ぶり開催の大会には愛知、岩手、札幌、旭川など道内外60チームの延べ131頭(実頭数62)がエントリー。開会式で名誉会長の工藤市長が「道内外から多くの犬達とマッシャーの皆さん、観客の皆さんが大会を見て頂くために日本のてっぺんの街の稚内にようこそお越し頂き感謝申し上げたい。大会を盛り上げて頂き、期間中は無事故で大会が無事に終わりますことを祈念致します」などと挨拶し〝犬たちの甲子園〟が開幕した。
 昨冬は大会数日前に最高気温が10度に達するという季節外れの暖気で中止となったが、今季は年明け以降の大雪で最高のコースコンデションが整った大会は、午前10時半からの2頭引きからレースが始まり札幌や旭川などから出場した5チームが1㌔コースを駆け抜けゴールを目指していた。続いて2頭引きシニアレース、4頭引きレースなどが行われた。
 大会に合わせて催されている冬のわっかない観光物産まつりでは市民や観光客がラーメンなど稚内の味覚を堪能していた。
 23日は午前10時20分から最長5㌔のコースで行われる6頭引を皮切りに、3頭引きや来場者参加のワンワンダッシュなどがある。