共同・中継輸送テーマに 市と開建主催 宗谷地域物流セミナー開く

市、稚内開建主催の「宗谷地域物流セミナー〜最北端で考える物流問題」が20日、文化センターで開かれ、2024問題など課題解決の糸口となる新たな物流の形態などについて模索した。
物流課題が顕著な北海道内の協業などに向けた機運を高めるため将来の物流を考える北海道物流WEEK2025に合わせ開かれたセミナーには、物流関係をはじめ様々な業種の50人が参加した。
参加者を前に、川野副市長は「物流問題は大変な課題と捉えており、働き手不足、ドライバーの勤務時間の法改正など経済活動だけでなく資本活動に欠かせない物理に対し、他業種や行政含め効果的効率的な取り組みが必要だと思っております」などと挨拶した。
稚内開建職員から道路施設を活用した中継輸送、物流マッチングモデル「ロジスク」などについて説明があり2024問題などドライバーの時間外労働が制限される中、物流業者同士が共同輸送や中継輸送を協議するロジスクによって中継輸送での効率化、他社の荷物を引き受けるなど異業種間での連携など事例を紹介し「関わりがない事業者同士が繋がり、話し合うところからスタートしていく。今後はロジスクの改善に向け適切なフォローをして行きたい」などと話していた。
このあと、北海商化大学の相浦宣徳教授が「外から見た宗谷の物流事情〜宗谷地域の存続に向けて」と題し講話した。


