時の話題 「衛看科の生徒減」
さて何を書こうかと迷っていたところ、他紙に稚高衛生看護科が存廃の危機にあるとの記事が載っていた。昨春の入学生は定員40人に対し14人だったというのだから宜なるかなと思料した。
旧制中学校として大正12年開校し学制改革により昭和23年4月、道立稚内高校となり10月に定置制課程を併置した。同じ大正12年に開校した稚内町立実科高等女学校として開校した旧制女学校(後に道立稚内高等女学校)には昭和19年、看護婦養成所が開設され、同25年両校が合併し現在の稚内高校となった。
昭和41年(1966年)衛生看護科が一学級増え同47年には普通学級18、衛生看護科3定時制4学級となり、平成5年には看護専攻科を開設し同14年から看護科・専攻科5年の一貫教育を始め現在に至っている。
昭和50年の稚内の人口が5万5464人とピークを迎えた多子化もあって同校全日制は満杯状態で衛生看護科にも看護婦(当時は全て女性)を目指す生徒ではち切れんばかりであった。
記者現役時代、普通科含め衛生看護科を足繫く取材しており活気ある状況を記事にしていたが、ここまで生徒が減っているとは。一学年1学級しかない同科は普通科のように間口減することもできず思うにこの数年、窮状を凌いできたのであろうが、危機的状況にあるとは知らず己が不明を恥じている。
美唄聖華高と共に看護師の卵を養成している稚高衛看科が瀬戸際に立たされている。同校とOG・OBばかりでなく稚内市などの強力な支援が求められている。

