年代物の百人一首木札 旧瀬戸邸 昭和20年代の逸品展示

 冬季開館中の旧瀬戸邸の1階大広間に、昭和20年代後期の貴重な百人一首木札が展示され、来館者の目を惹きつけている。
 玄関入って直ぐ右側の26畳ほどの広さがある大広間では今月17日まで、正月ムードを演出した宴席が設けられているが、伝承遊びの道具も一緒に飾られ瀬戸邸の蔵に保管されていた半世紀以上前の百人一首木札が現代の物の違いが分かるよう一緒に並べられている。
 昭和20年代の木札は今の物より薄く、字体も若干異なる。正月休みが明け営業を再開された6日、フランス人旅行者が旧瀬戸邸に立ち寄った。
 常勤スタッフは「フランス人の方は百人一首など日本の伝承遊びの道具を興味深く見ていました」と話していた。