時の話題 「波乱含みの政界」
自民党は比較第一党ながら過半数までは程遠く、50議席伸ばしたといえ立憲民主党も同じく過半数届かずという宙ぶらりん状態の中特別国会での首班(総理大臣)指名を巡り両党の鞘当てが水面下で続いているよう。
自民党は4倍の28議席に伸長した国民民主党に秋波を送っているが国民民主が与することはなく、立民とて国民民主、維新の会など他の野党との糾合はなく、自民党が少数与党として組閣することになり暫く不安定な状況になろう。
落選した石井公明党代表の辞任が濃厚になる中、石破総理は全く辞める気はないよう。選挙の責任は小泉選対委員長に取らせ、自らは続投に意欲を燃やす。「党内野党」を脱却した与党そのものの代表として切歯扼腕していることであろう。
政治の世界だけでなくトップは大変なのです。
野田立憲代表の目論見は来年7月の参院選後の政権取りだろう。参院選で勝利し衆・参院とも有利な状況とし衆院選を実施し、政権と我が手にと企図しているのではないか。
今衆院選で完全なる与野党逆転まで届かなかったのだから計画を変更するのは必定であり来年こそ本当の政権取りに向かうだろう。
自民党としては参院選は石破総裁で戦えないと首のすげ替えをし参院選に臨むことになろうか。衆・参同日選は小選挙区比例代表制になってから一度も行われておらず、100%とは断じれないがほぼ無かろう。
野田代表に対する自民党の次の総裁に誰がなるのか。高市氏の目はほぼ消えており次こそは進次郎氏かな?