気持ち込め書く伝筆 モシリパ 浜頓別から講師招き開く

 季節の便りや感謝の気持ちなどを形を崩した文字で絵のように書く伝筆・つてふで・体験会が19日午後、ゲストハウス「モシリパ」であり、参加した主婦らが思い思いに気持ちを込めて作品を作った。
 モシリパでは宿泊だけでなく女将の武重美亜さんの交友関係にある宗谷などで活躍する人たちの活動の場として、様々な体験講座を定期的に開いており、今回は今春1回目を開催し好評だった浜頓別の伝筆講師の斎藤眞里子さんによる2回目の講座を開き、稚内や豊富、浜頓別などから午前と午後の2部に分かれ、5人ずつの10人が参加した。
 名古屋発祥で10年ほどと歴史が浅いとはいえ伝筆は子どもから年配まで幅広い人たちの人気がある新たな書き方の手法で、東京にある協会の認定資格を持つ斎藤さんから受講者は筆ペンを使って絵のような文字で「おげんきですか」「あなたのおかげです」などと文章を書いた。
 参加者は「絵のように文字を書くのが楽しかった。贈り物に一言を添えて書きたい」と話し、斎藤さんは「旅などの時、筆ペンを持ち歩いて感謝の気持ちを添えと書いてあげると喜ばれます。伝筆の伝とは伝えるという気持ちを大切にすることです」と魅力を語っていた。
 11月1日〜3日まで占いイベントもある。詳細はモシリパのインスタグラムで確認するとよい。