松村さん準V、奥村さん3位 湧別町での柔道大会で好戦績

 湧別町で13日に開かれた少年柔道大会「上野カップ2024」で稚内から小学生5年生女子の部に出場した松村琉音さんが準優勝、1年生男女混合の部で奥山穂希さんが3位となった。2人は「次は優勝したい」とリベンジを誓った。
 湧別町出身で柔道オリンピックメダリストの上野姉妹の名を取り、2018年から始まった小中学生による全道規模の大会で、今年は全道25地区から33チーム340人余りの選手が出場した。
 松村さんは15人が参加した女子5年生の部で準決勝まで1本勝ちし、北見の選手と対戦した決勝戦は相手に大外刈りで技ありを取られ敗退した。大会を終え「上手く技を掛けれなく、自分からつぶれてしまうことが多く、思うように試合が出来なくて悔しい。来年は絶対に勝ちたい」と技を磨くことを誓った。
 16人が参戦した男女混合1年生の部に出場した奥山さんは、1回戦と2回戦は大外刈りで1本勝ちし、北見の選手が相手だった準決勝は、大外刈りで1本負けした。初めての地方大会に「投げて1本勝ち出来たのが嬉しかった。3位で嬉しいですが次は優勝したい」と語っていた。
 2人が所属する稚内柔道スポーツ少年団の三上雅人代表は「松村さんは今年、ケガが多く大変だったが、やれることはやった。次に向けて頑張ってほしい。昨年入団したばかりの奥山さんは、準決勝で優勝候補に対し果敢に攻め惜しい所もあった。2人ともよく頑張りました」と健闘を称えていた。