除雪、白い道など話題に ふれあいトーク 市民の声に市長答える
工藤市長と語り合う「ふれあいトーク」が27日夜、東地区活動拠点センターで開かれ、市長と地域住民が意見交換した。
参加した潮見、富岡栄地区などの住民31人を前に、市長は「一緒に膝を交えて話させていただく時間を頂いたので普段感じてる事を力を抜いて話して頂きたい」などと挨拶し、コロナ禍での取り組みや今建設中の市役所新庁舎の進捗率は全体の25%まで進み来年6、7月頃には建物が完成し10月頃には供用開始できる予定であることを報告し、1時間半ほど住民と懇談した。
稚内の将来での人口減少対策、今季は市街地まで出没したクマ対策、歩道の除雪、市道の維持管理などについて話題になった中、冬場は積もった雪で高齢者が歩きづらい歩道の除雪対応への質問に、市長は「除雪へは年間約13億円の予算を確保し他の街と比べ決して少ない金額ではないですが、色々な意見があるのは十分理解しています。除雪は市街地だけでなく郊外もやらなければならず、業者の皆さんは一生懸命やって頂いています。今回あった意見は10月の契約時に市民の意見として伝えさせて頂きます」と応えた。
観光への質問の中でタクシードライバーから「観光スポットとして注目されている宗谷丘陵の白い道ですが、キャンピングカーが白い道の出口側(宗谷公園側)から入って行くと、入口側(宗谷岬側)から来た車とすれ違うのが大変。危険なのでなんとか一方通行にできないのですか」との質問に、市長は「車を通すのではなく電気バスのような違う手段が検討できないのかーと担当課に話しをしている。白い道の入口は分かりずらいとの指摘もあり検討していきたい」と述べた。