時の話題 「汗顔の至り」
先日の「天北堆」で「馬齢を重ねてはいけない」との表現をしたが使い方が間違っており顔に汗している。馬齢を重ねるというのは自分自身が無駄に年と取るという事を謙遜する言葉であり、読者の指摘により確認した。
過去にも相撲の土俵際の見物席の「砂被り」を「塩被り」と表現したことがあり、文筆を糧にしている身にとって赤面しているところだ。
砂被りと言えば大相撲名古屋場所は、最初連敗した関脇大の里が8日目までに5勝3敗と持ち直し大関琴櫻も6勝2敗と8戦全勝の横綱照ノ富士を追っている。ほぼ照関の独走感強いが、何が起こるか判らないのが相撲であり期待したい。
プロ野球では日ハムが5連勝し前半戦終わり4つの貯金を作り若手の台頭に加え清宮が息を吹き返し向かうところ敵なしの状況に。
パ・リーグは首位ソフトバンク以外の5位までは団子状態でどのチームがソフトへの挑戦権を獲得するのか混沌としており目が離せない。
大リーガー大谷の事も気になり、購入した新刊に目を通せぬほど野球中継に釘付け状態にあり、台所から妻の怒る声が聞こえる。
何かにあろうが落ち着く所に落ち着くのが人の世である。踠いてもどうもならん事はあり川の水の流れに身を任せるしかない。
生れ故郷の紋別には父方の叔父・叔母が3人健在なのだが、母方は叔父・叔母1人ずつになった。上は80歳を超えており、そのうち別れる時が来るのだろうが、生きとし生けるものにとって避けられない現実とはいえ人生とは酷なものである。