シニア陶芸展で河合さんが連続入賞 趣味ではじめ20年余り

シニア陶芸展に3年連続し入賞した河合さん

 陶芸愛好団体「邑陶舎」会員の河合哲さん(73)=緑6=が、北海道陶芸協会の第42回北海道シニア陶芸展で3年連続入賞した。河合さんは「初出品から連続の受賞は嬉しい。これからも更に頑張りたい」と喜びを語った。
 60歳以上のシニア展には道内各地の愛好者から41点が出品され、河合さんは練り本焼きなど含め約5カ月間の製作期間で作った筒型陶器「摩麗」という作品で北海道火災共済協同組合賞を受賞。網目の柄が特徴で「細かい作業が好きで丁寧に時間をかけて模様にしました」と作品への思いを語った。
 市役所の財政課長だった52歳の時、趣味の一環として始めた陶芸だが今年で23年目に入る。腕試しとして令和4年に初めて出品したシニア陶芸展で最優秀新人賞、昨年は審査員特別賞を受賞。「陶芸展には他の方がどんな物を作ってるか勉強のため出品しています。色々な方がアイディアを出し、それを見ることで探求心を培っています」と話していた。
 今は時間がある時、邑陶舎で借りている港地区のアトリエで創作活動しており、7月4日~6日まであった北門神社例大祭でもアーケード街で展示販売スペースを設け、市民ら来場者に陶芸の魅力を伝えた。
 次回の出品に向け「受賞を重ねて協会の会友、会員になることが目標。市役所OBでも写真、模型など熱心な方がいるので、いつかはOB会みたいな格好で展示会をできれば喜ばしいことですね」と話していた。