稚内で10年ぶり一般公開 海自ミサイル艇わかたか

 稚内港に入港した海上自衛隊のミサイル艇「わかたか」(全長50㍍、200㌧)が16日午後、一般公開された。
 余市防備隊所属のわかたかは、平成14年3月に就航。最高時速約80㌔と機動性に優れ、ロシアなど沿岸海域の安全確保を任務とし、稚内港には度々寄港しているが、稚内での一般公開は平成26年以来10年ぶりとなる。
 停泊した中央埠頭南岸壁で午後1時過ぎから公開され、市民や旅行者は自衛隊員の案内で操舵室や甲板、対艦ミサイル装置などを見て回った。操縦席に座った滋賀県からの夫婦は「利尻からフェリーで稚内に戻ったら一般公開していたので見学に来ました。色々な装備がありますね」と驚いていた。
 見学を終えた人の多くが船を背景に記念撮影していた。市内の男性は「隊員の方から説明を受け、日本の安全のために働いてくださり感謝しております」と話していた。