宗谷岬灯台公開に438人 展望室からの眺望を堪能

 日本最北の宗谷岬灯台が15日、一般公開され、市民や観光客が灯台からの眺めを堪能した。
 明治18年(1885年)9月25日に設置され、宗谷海峡を航行する船舶の道標として安全を守ってきた宗谷岬灯台は、道内では納沙布岬灯台(明治8年)、小樽の日和山灯台(同16年)に次いで3番目に古く、あなたが選ぶ日本の灯台50選にも選ばれている。
 施設を管理する稚内海保が灯台の価値や役割を知ってもらう機会として1年1回だけ公開。午後3時までに438人が訪れ、地上から頂部までの高さ17・04㍍の展望室からの眺めを堪能し、灯室内にいる灯台の光が40キロ以上まで届く大正時代から使用されている灯器などを見て回った。
 3歳の息子と2歳の娘と訪れた母親は「綺麗な眺めでした」と休日を満喫していた。