時の話題 「外国人労働者」
人手不足を補うのに外国人労働者を雇用する事業所が増えており現に稚内でも水産加工場などで重宝されている。
外国人労働者は日本人に比べ給与が安い上に、昔の日本人がそうであったよう勤勉なのが魅力であり日本人経営者はビザの問題あるもなるべく長く勤めてもらい人手不足をカバーしようとしている。
稚内の場合、これまでは水産加工場での勤務が主体だったが、稚内市社会福祉事業団は特別養護老人ホームの介護員として7人のベトナム人を採用。寄宿舎は簡易なものにしているが、見込んだ以上の働きぶりにちゃんとした建物を建て大事な戦力として処遇することにした。
日本に入国した際、埼玉県にある研修センターで日本語を学んでもらい、その後、各地の派遣先に行き就労することになるが、雇用主の中には派遣契約時の約束を履行せず給与が安い上に超過勤務をさせられ逃走してしまうケースが後を絶たない。
日本に来るのに平均し100万円の借金をしているので返済のために約束を履行しない事業所から逃げ出し犯罪に手を染めてしまうこともある。
今回、稚内プレス社を訪れた職業紹介会社を経営する山口清隆さん(62)は早稲田大学法学部を卒業し、妻子と共に香港に住んでいたことがあり、中国の若者が大学を卒業しても仕事に溢れてしまう現状を見るに見かねて人材斡旋でない人材紹介という良識的な会社を興したやに当人から聞いている。
グローバルになった労働環境に一石投じる役割を期待している。