ナマコ 大量水揚げ 稚内漁協 桁引き船、一斉に出漁
稚内漁協の夏ナマコ漁の桁引き船が19日、一斉出漁し、市場に大量上場された。
ナマコ漁が解禁されて以降、天候悪く、風の影響を受けなかった宝来などの前浜では磯漁は行われていたものの沖は波高く桁引き船は漁を見合せていた。波が穏やかだった19日明け方、着業船が一斉に出漁。早い船で午前7時前、恵比須地区北船溜まりには漁を終え上限いっぱい200㌔のナマコを積んだ船が次々と帰港した。
初出漁を終え、ナマコを船からトラックに陸揚げしていた漁業者は「ナマコは大きく型も良く初日から漁は順調。今後も期待したい」と話す一方、中国による日本産水産物の全面禁輸措置で「ナマコの単価が下がっており早く以前の価格に戻ってほしい」との嘆き節も。